字幕表 動画を再生する 審査済み この字幕は審査済みです 字幕スクリプトをプリント 翻訳字幕をプリント 英語字幕をプリント I did not have sexual relations with that woman, Miss Lewinsky. 私は、あの女性とは性的関係を持ってはいません。ルインスキさんのことです。 People have got to know whether or not their president's a crook. 大統領が詐欺師かどうか国民は知る権利がある。 Well, I'm not a crook. そして私は詐欺師ではない。 That means allowing Americans who like their doctor and like their healthcare plan to keep their plan. ということは、自分の医者やヘルスケアプランに満足している人はそのまま継続できるんです。 What do these statements have in common? これらの陳述に共通するのは何でしょう? Well, they were all made by American presidents and they have all rather famously been called lies. まあ、どれもアメリカ大統領の口から出た言葉で、どれもウソだということで知られています。 But, the similarities really end there. ただし、似ているところといったらそれぐらいです。 Now you can call all three statements untrue, but lying requires an intent to deceive, which means you have to know what the person who said it was actually thinking. 3つとも真実ではないということはできますが、ウソというのは騙す意図をもって語られるものですから、実際にその言葉を話した人がどのようなことを考えていたかを知る必要があります。 And that's where things can get a bit tricky. ここで少しややこしくなってくるんです。 Take, for example, "I am not a crook." 例えば、「私は詐欺師ではない」というのを例にとってみましょう。 Nixon said it and yet he was forced to resign from office. ニクソンは大統領の職を無理やり辞めさせられたと言います。 His successor even pardoned him. 後任者は彼を恩赦したほどです。 So, was Nixon lying about being a crook? では、ニクソンは詐欺師ではないとウソをついていたのでしょうか? Maybe, but maybe not. そうかも知れませんし、違うかもしれません。 He seems to have thought that crook was synonymous with bad person, and for him, setting up his own little dirty tricks unit and covering up its existence, was not all that bad. 彼の考えでは詐欺師というのは悪い人間であって、ちょっとしたズルい行為をする組織を形成してそれを隠していたというのはそこまで悪い事ではないという解釈だったように見受けられます。 Now take, "If you like your health-care plan, "you can keep it." 今度は、「自分のヘルスケアプランに満足しているなら、それを継続して良いんです」を見てみましょう。 When he was promoting Obamacare, Barack Obama almost certainly thought that this was true. オバマケアを前面に押し出している時は、バラック・オバマは間違いなくこれは真実だと思っていたようです。 He was, in fact, scorned and embarrassed when it turned out that many people were forced to change their coverage later. 事実、多くの国民が自分のケアプランを無理やり変更せざるを得なかったと分かった際に、非難を浴びて恥をかいてしましました。 In other words, this looks a lot more like a mistake. 言い換えるなら、これは間違いだったと言った方が妥当でしょう。 And how about, "I did not have sexual relations with that woman, Miss Lewinsky." では、「私は、あの女性とは性的関係を持ってはいません。ルインスキさんのことです。」はどうでしょう? Here we can brandish the big scarlet L for liar. これに関して言えば紛れもない「真っ赤なウソ」ですね。 Bill Clinton knew what he had done and any ordinary person would consider that sexual relations. ビル・クリントンは自分がしたことを分かっていましたし、それは誰がどう考えても性的な関係というものでした。 He knew what he was saying was false, and that's a lie. 自分が言っている事は真実ではないと分かっていましたから、それはウソなのです。 American politicians, of course, are hardly unique. もちろん、アメリカの政治家だけがこんな感じではありません。 When Brexiteers campaigned in a big, red bus, the first half of that famous slogan on the side was not quite a lie, but not quite true. Brexit 推奨派が大きな真っ赤なバスでキャンペーンをした際に、バスの側面に書かれていたスローガンはウソというわけでもないですが、真実というわけでもありませんでした。 We send 350 million pounds to the EU each week. 我々はEUに毎週 3 億 5000 万ポンド送っている、というものですけど Well, that was true but the UK got back millions of pounds each week too. まあ、この数字はあっていますけど、UK は毎週何百万ポンドという額を返してもらっていたんです。 That was intended to mislead and it did. これは間違った真実の解釈をさせようと狙ったもので、実際にそうなりました。 Public figures, of course, have always said things that weren't true. 著名な人物というのは、もちろん真実とはかけ離れた事を口にしてきました。 Take Donald Trump. ドナルド・トランプなんかは良い例です。 He says so many things that are so quickly and easily proved untrue, it looks almost like he doesn't even care about the truth. 彼がいう事は、本当にすぐ簡単に本当のことではないと分かってしまうことばかりなので、そもそも真実かどうかなど気にしていないのではという印象すら受けます。 Take, for example, when he said that Barack and Michele Obama have a 10 foot wall around their house in Washington. 例えば、オバマ夫妻のワシントンの家は 10 フィートの壁で囲まれていると言ったことがありましたが、 They don't. そんなことはありません。 Many people said this was yet another lie by Donald Trump. これは、ドナルド・トランプのウソの 1 つだと言いますが、 But it's possible that this misses the point, that statements like this from Trump have a whole different purpose, to entertain, to provoke or arouse, rather than to say something literally true. これは論点を完全に捉えていない可能性もあります。というのも、このドナルド・トランプような陳述というのはそもそも目的が違って、真実を述べるよりは意見を巻き起こさせたりといったエンターテイメント要素も多分に含んでいるものです。 One eminent philosopher has even given a memorable label to this kind of talk, bullshit. ある有名な哲学者は、この手の話し方について覚えやすい名前を付けましたが、それが「たわごと」です。 As distinct from a liar, a bullshitter doesn't even care about the truth, it's beside the point. ウソとは違って、たわごとを言う人間は真実については気にしませんし、そんな事はどうでもいいんです。 And if we throw around the word lie when we don't know the speaker's state of mind for sure, then we're weakening the word lie and its meaning. それにもし、話し手の心の様子を完全に把握しないでウソという言葉を使ってしまうと、その言葉の意味を薄めてしまうことになってしまいます。 It's better to use other words like nonsense, exaggeration, untruth, or even just bullshit. そうではなくて別の言葉、ナンセンス、言い過ぎ、真実と異なる、もしくは単にたわごと、という言い方をしたほうが適切です。 Using these exact terms will only make it more effective when we catch powerful people red-handed in a true, no-doubt-about-it lie. このような言い方と使い分けると、どう考えても本当にウソだという際にその言葉の意味がより力を持ってくるのです。
B1 中級 日本語 米 ウソ 真実 たわごと 言葉 ドナルド 性的 ウソに関する真実 (The truth about lies | The Economist) 17525 479 Helena に公開 2019 年 10 月 31 日 シェア シェア 保存 報告 動画の中の単語