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  • You are about to hear a strange but true story.

    これからご紹介するのは、変わっていますが実際にあった話です。

  • Legend has it, Harry Houdini, the master magician, once claimed that he could break out of any jail cell in the world.

    伝説の奇術師ハリー・フーディーニは、かつて世界中のどんな牢屋からでも脱出できると言っていたそうです。

  • All he had to do was walk into that jail cell with his street clothes on.

    普段着のまま独房に入っていって脱出を試みるわけですが

  • "I'll be out of there in one hour. No problem," he said.

    「 1 時間もあれば、抜け出すことは全く難しいことではない」と言い放ったのです。

  • Well a very old jail down south heard about Houdini's claims, and they accepted his challenge.

    さて、南部にある古い刑務所がフーディーニの話を聞きつけて、彼の挑戦を受けることにしました。

  • On the day of the event, many people gathered outside.

    脱出チャレンジの当日は、たくさんの見物人が刑務所の外に駆けつけました。

  • Very confidently, Houdini walked right into the jail and into the cell, and they shut the metal doors behind him.

    フーディーニは自信満々に刑務所の中に入っていき、独房に足を踏み入れると背後で鉄格子が閉められました。

  • The first thing Houdini did was he took off his coat.

    フーディーニが最初にしたのは、コートを脱ぐことでした。

  • Then very strangely he took off his belt.

    それから、不思議な事に自分のベルトも外したのです。

  • Secretly hidden in Houdini's Belt was a 10-inch piece of steel, very tough and very flexible, and Houdini started working.

    フーディーニのベルトの中には、10 インチの長さの丈夫かつ柔軟性のある鉄の棒が隠されており、それを使って脱出作業に取り掛かり始めました。

  • In about 30 minutes that confident expression Houdini had when he walked in disappeared.

    30 分ほど経過したころには、先ほど入ってきたとき見せていた自身に満ちた表情は消えていました。

  • In One hour, he was bathed in sweat, and at the end of two hours Houdini in defeat collapsed against the door, which then opened.

    1 時間後には全身汗びっしょりになり、2 時間が経過したころにはフーディーニはガッカリした様子でドアにもたれ崩れ落ちましたが、その時にドアが開きました。

  • It opened because, you see, that door had never been locked.

    なぜドアが開いたかというと、何と、そのドアは最初からカギが掛けられていなかったのです。

  • But that's not entirely true is it?

    いや、そうではないですよね?

  • That door was locked.

    ドアにカギは掛けられていました。

  • It was firmly and thoroughly locked in Houdini's mind, which meant it was locked as if the best locksmith in the world had put his lock on it.

    フーディーニの頭の中では、しっかりと完全にカギが掛けられていたことになっていたのです。あたかも世界最高のカギ師が作ったカギがそこに掛けられていたかのように思っていたのです。

  • The mind is powerful.

    頭で考えることには、とてつもないチカラが宿っています。

  • How many doors in your life do you think are locked but aren't?

    皆さんの人生には、自分では掛かっていると思っているのに実際には掛かっていないカギが何個ありますか?

  • How many times have you been stuck in the mental prison of overthinking?

    考え過ぎることで、自分がメンタル面で牢屋に閉じ込められてしまった事はありませんか?

  • Something that really had a simple solution.

    本当はごくシンプルな解決法があるにもかかわらず。

  • There is an ancient African proverb that says, "when there is no enemy within, the enemy outside can do us no harm."

    古代アフリカの格言には、「敵が自分の内側にいなければ、自分の外にいる敵は何も危害を加えることはできない」というものがあります。

  • Your mind it is the most powerful force you will ever face.

    皆さんの頭の中にある考えというのは、人生で直面する最も強い影響力を持っているんです。

  • It will tell you lies.

    ウソを吹き込みますし

  • It will tell you you can't do that.

    自分には無理だと刷り込んできます。

  • You're not meant for that.

    そんな事をするために生きているのではない、

  • You're not good enough for that.

    成し遂げるには自分では役不足だ、とか。

  • You can't go on anymore.

    もう先へは進めない

  • You don't have the energy.

    何も力が残っていないから、など。

  • You must thank it for its opinion and carry on.

    そういう声は聞き流して、そのまま進み続けることが必要なんです。

  • Because like Houdini showed us, the only lock doors that exist are in your own mind.

    フーディーニの例から見て取れるように、私たちの人生に掛けられてしまう唯一のカギは、頭の中にある自分の考え方だけなのですから。

  • The doors and reality are open, and all you have to do is walk through.

    現実の世界ではドアは開いていますから、ただそこに足を踏み入れていけばいいだけなのです。

You are about to hear a strange but true story.

これからご紹介するのは、変わっていますが実際にあった話です。

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