字幕表 動画を再生する 審査済み この字幕は審査済みです 字幕スクリプトをプリント 翻訳字幕をプリント 英語字幕をプリント Crawling through underground pipes. 地下に張りめぐらされた土管をくぐり、 Racing to catch a mushroom. キノコを捕まえるべく奔走し、 And saving Princess Peach. ピーチ姫を助ける。 All things you did in the Mushroom Kingdom. キノコ王国で大冒険。 You might think you know everything about your favorite high-pitched, turtle- squashing, Italian plumber but, you have no idea. 走り回ってノコノコを踏みつぶすイタリア人の配管工、この人の事は良く知っていると思われるかもしれませんが、果たしてそうでしょうか? Let's start from the beginning, the very beginning. まずは全ての始まりから見ていきましょう。 Guess when Nintendo was founded. 任天堂はいつ設立されたのでしょうか。 In the 19th century, 1889 to be exact. 19 世紀のことで、正確には 1889 年です。 They started out as playing cards manufacturer and, as years passed, expanded their lines of products. ゲームカードの制作をする会社として発足して、数年たってから商品群を増やしていきました。 Going from toys to instant rice and even taxi services. おもちゃから始まってインスタントのお米、そしてタクシー業にまで進出しました。 Fastforward to the 1970s, the company is in dire financial straits and is looking to reinvent itself. With the golden age of video games in full swing, Nintendo saw an opportunity to join the fray. 1970 年代に入ると、経済的に困窮して戦略の方向転換を余儀なくされました。当時はビデオゲーム全盛期でしたから、任天堂はその流れに乗ろうということになったのです。 So, they entrusted a young artist to lead their initiative. そこで、若い世代の従業員にすべてを託しました。 A man that would ultimately change video games forever. その人がビデオゲームの歴史を塗り替えることになろうとは。 This is Shigeru Miyamoto, the world famous creator of the world famous character Mario. その人の名は松本茂さんで、世界的に有名なマリオの世界的に有名な生みの親です。 And this is how Mario got his look. そして、マリオがこの様な見た目になったのはこういった理由があったからです。 [Back then, everything was monochrome, and we were using 8 or 10-bit images.] 当時はすべてモノクロで、8 ビットや 10 ビットの画像を使っていました。 [I was always drawing pictures, trying to see how I could convey the image to screen.] 私はいつも絵を描いてはどうやって画面に伝えるかを考えていました [I wanted to create an image that looked like a moving person.] 人が動いているような映像を作りたかったんです But that was quite a challenge in 8-bit. でも、それを8ビットやろうとするのは大きな挑戦でした。 [Drawing a face was complicated, so I started with a nose.] 顔を描くのは面倒だから鼻から始めました And one thing let to another. それが次第に発展していきました。 [In order to distinguish the nose, I added a mustache.] 鼻を区別するために、口ひげをつけました。 [Drawing hair was also complicated, so I made him wear a cap.] 髪の毛を描くのも面倒だったので、キャップをかぶせました。 [That's how Mario was conceived.] マリオはそうやって生まれたのです。 Now our character needed, well, a name. そうなると、今度は名前が必要になってきます。 [I first named him "Mr. Video," as he was a character in a video game. ] ビデオゲームのキャラクターということで、最初は「Mr.Video」と名付けました。 That video game was Donkey Kong. そのビデオゲームとはドンキーコングです。 [A game where gorilla kidnaps a protagonist's girlfriend.] ゴリラが主人公のガールフレンドを誘拐するゲームです。 [There is a silly hero who is chasing the gorilla to rescue her.] 彼女を救うためにゴリラを追いかけているおバカなヒーローがいます。 And that silly hero had a signature move. その間抜けなお兄さんには独特の動きがありました。 [He cannot stop, but he can jump.] 彼は止まれないけど、ジャンプできる。 Mr. Video become Jumpman, a carpenter climbing ladders on a construction site. ミスタービデオはジャンプマンになって、建築現場でハシゴを上っていく大工となりました。 But, he needed a more relatable name. それでも、もっと関連性のある名前が必要でした。 [I wanted to create a character who could be easily understood by people around the world.] 世界中の人々に理解されやすいキャラクターを作りたかったのです。 [When we shipped "Donkey Kong" to the U.S. market, Japanese staff went to the U.S. to help with the release.] ドンキーコング」をアメリカ市場に出荷する際には、日本のスタッフがアメリカに行って発売の手伝いをしました。 To a warehouse in Seattle to be precise. 正確には、シアトルにある倉庫です。 And what happened there? そこで何が起きたのでしょうか? [The warehouse's landlord was named Mario, and he also had a mustache.] 倉庫の大家はマリオという名前で、しかもヒゲを生やしていたのです。 That landlord was Mario Segale, and he looked like this, with a mustache. その大家とはマリオ・セガーレさんで、髭を付けるとこんな感じの見た目です。 [He looked like the character,] 彼はまるでキャラクターみたいだ。 Wait, so that guy inspired Mario's name? っていうか、この人からマリオと名付けるインスピレーションを得たんですか? [I thought it was a nice name, and it might work.] いい名前だし、使えるかもしれないと思いました。 So, we had a funny idea: We wanted to look for Mario Segale. というわけで、マリオ・セガーレさんを探してみようという面白いアイデアが浮かびました。 That elusive landlord, turns out he still lives in the Seattle area, and he's still in real estate. 神出鬼没のこの大家さんは、シアトル周辺に住んでいる事が分かり、まだ不動産業に携わっているという事です。 In fact, he's quite a mogul. なんと、かなりのお金持ちのようです。 His name is even on a street sign. 通りの名前にもなっているほどですから。 We tried to call him to ask about Mario, but he didn't want to comment on the matter. 彼に電話をしてマリオの件について質問したかったのですが、ノーコメントという事でした。 What happened in that warehouse stays in that warehouse. あの日倉庫で起きた出来事は、そのまま記憶の中に閉じ込められていくわけです。 (Mario sound effects) (マリオの効果音) After Donkey Kong, our hero was ready to be a star on his own, so Miyomoto set out to design him his own world. ドンキーコングの次作では、マリオを単独で主役にすべく、宮本さんはマリオのための世界をデザインしました。 [I created the character and wondered, "Would it be more fun if he could turn right and left or move diagonally?"] キャラクターを作って、"右回り、左回り、斜め移動ができたらもっと楽しいかな?"と考えていました。 ["What if he could jump twice?"] もし、ジャンプを2回できたら? Mario was jumping over pipes. マリオは土管の上を飛び跳ねていましたから、 So naturally, he became a plumber. 自然と配管工という流れになったのです。 [I never feel like drawing masculine superhero characters.] 男性的なスーパーヒーローのキャラクターを描く気にはなりません。 Instead, Mario was kind of a chubby, blue collar hero. そうではなくて、マリオは太っちょの労働階級ヒーローです。 [I think that type of character is more relatable to players.] そういうキャラクターの方がプレイヤーに親近感を持ってもらえると思うんです。 And players got to enjoy even more of Mario with his doppelgänger. そして、プレーヤー達はマリオそっくりさんの存在も歓迎しました。 [Mario has a younger brother, Luigi, and he is just a color swap of Mario.] マリオにはルイージという弟がいるのですが、彼はマリオの色を入れ替えただけの存在です。 Like Mario, his name has quite a story. マリオ同様、ルイージの名前の由来にもちょっとした物語があります。 [I looked for the second most popular Italian name after Mario, and it was Luigi.] マリオの次に人気のあるイタリア語の名前を探してみたら、ルイージでした。 And it was meant to be. そうなる運命だったんです。 [It happens to mean "similar." phonetically in Japanese.] たまたま日本語の音韻で「似ている」という意味になります。 Although the Mario brothers have a lot in common, Mario, he remained the true star. マリオとその弟はたくさん似ているところがありますが、マリオが真のスターです。 And ultimately, he's more than a video game character. そして、何だかんだ言ってただのビデオゲームのキャラクターの枠には留まりません。 [People grew up with Mario, and both father and son are familiar with him.] 人々はマリオとともに育ち、父も息子もマリオに親しんでいます。 We see him pretty much everywhere. マリオの姿はあちこちで見ることができます。 But, we'll never look at the Nintendo mascot the same way. でも、このエピソードを聞いた後は、少し見る目が変わるんじゃないでしょうか。 Mario is a legend, and so is his creator. マリオも、その生みの親もレジェンドです。 [It's important to create what you desire to, not what people expect you to.] 人に期待されるものではなく、自分が望むものを作ることが大切です。
B1 中級 日本語 米 GreatBigStory マリオ ゲーム ドンキー 任天堂 キノコ みんな大好き!「スーパーマリオ」の誕生秘話 14021 548 Evangeline に公開 2021 年 03 月 28 日 シェア シェア 保存 報告 動画の中の単語