字幕表 動画を再生する 審査済み この字幕は審査済みです 字幕スクリプトをプリント 翻訳字幕をプリント 英語字幕をプリント What about the competition of foreign labor? 「外国人労働者との兼ね合いはどうなるのでしょうか?」 Do US workers lose their jobs when goods are imported? 「製品が輸入されるということは、アメリカの労働者が職を失うということにつながるのでしょうか?」 These days everybody seems to be talking about NAFTA. 最近ではNAFTAについて議論が活発になってきています。 The North American Free Trade Agreement. 日本語では「北米自由貿易協定」と訳されます。 It is a free trade deal between three countries: Canada, United States and Mexico. これはカナダ、アメリカ、メキシコの3国間で結ばれた貿易協定のことで It's one of the most significant trade deals Canada has ever signed. カナダとしてはこれまでに締結した貿易協定の中で、最も重要度の高いものです。 It's also at risk of being ripped up by this guy. また、同時にこの男によって搾取される危険もはらんでいます。 We have NAFTA which is a total and complete disaster. 「このNAFTAってのは、全く持ってひどいものだ」 Basically, Trump says NAFTA is a rotten deal for the United States, he wants to fix it or nix it. 基本的には、トランプはNAFTAはアメリカにとって意味のない協定だから、これは修正するかさもなければ拒否するという姿勢を取っています。 But before we get into all that, let's back it up. この点について見る前に、背景について考えていきましょう。 The idea of free trade has been kicking around for decades. 自由貿易の考えは何十年にも渡って唱えられてきています。 On our strength and growth depends the strength of others, the spread of free world trade and unity. 「我が国の国力や成長というのは他国の国力に依るところがあり、そのためにも自由貿易と一体化の推進が求められるのです」 Even hundreds of years. 何十年どころか何百年という単位です。 Foreign trade is the key to prosperity. 「外国との貿易は、繁栄へのカギとなるものです」 Free trade will bring on a great depression. 「自由貿易は大恐慌をもたらすことになります」 But by the 1980s people in Canada were pushing for a full-blown free trade deal with the United States. しかし、1980年代にはカナダ国民はアメリカとの全面自由貿易協定の締結に向けて世論を推進させていきました。 Some worried that free trade with the States would kill jobs in Canada, and even erode our political independence. 中にはアメリカとの自由貿易協定によってカナダ国内の雇用が失われ、ひいいては政治的な独立も揺るがされると懸念する向きもありました。 The 1988 federal election was actually fought on this issue. 事実、1988年の連邦選挙はこのトピックが争点となったほどです。 The conservative government of Brian Mulroney promised to sign a free trade agreement with the United States. 保守派のブライアン・マルルーニ―は、アメリカとの自由貿易協定の締結を公約に掲げました。 I believe that in my own modest way, I am nation building because I believe this benefits Canada and I love Canada. 「言わせていただくならば、私はこのことはカナダ国家として恩恵を得るものだと信じており、この国を愛する者として肯定的に考えています」 Mulroney won. マルルーニーは選挙に勝利しました。 Free trade became a thing, and a road was paved for a broader deal that pulled in Mexico. こうして自由貿易が実現し、メキシコを取り込んでさらに拡大されていき Thus, six years later NAFTA was born. その流れで、6年後にNAFTAが正式に生まれたのです。 Fast forward to now. そこから一気に現在まで時を進めましょう。 3.5 billion dollars in trade, flows among the three countries every single day. この3国間では、毎日35億ドル相当の貿易が行われています。 There was more than 750 billion dollars in trade between Canada and the US last year. 昨年は、カナダとアメリカの間における貿易額は7500億ドル以上に上っています。 That makes the US by far Canada's biggest trading partner. つまり、カナダにとってアメリカは最も大きな貿易パートナーということになるわけです。 None of this was too controversial until Trump came along. トランプが大統領になるまでは、こういった点は全く議論の対象になりませんでした。 NAFTA, remember NAFTA what it's done to this country. 「このNAFTAってやつ。NAFTAが我が国にもたらしたことを忘れないように」 He blame NAFTA for gutting US manufacturing, and said American workers were getting ripped off. トランプは、NAFTAはアメリカ国内の生産業界を衰退させ、アメリカ人労働者が搾取されていると批判しています。 True to his word, he wants to renegotiate the deal, and says that if he doesn't like it, the US will pull out. 彼曰く、この協定内容を再交渉して、もしそれが意にそぐわないものだった場合はアメリカはこの協定から脱退するとのことです。 So here we are, renegotiating a trade deal that props up hundreds of billions of dollars in trade each year. そういうわけで、毎年何千億ドルという貿易を支える協定が、ここにきて見直されることになっているというわけです。 What can we expect to happen? では、実際にどのような事が起こり得るのでしょうか? For Canada there are a few sticking points. カナダにとってはいくつかの障害が出てきます。 The Americans want to sell more of their dairy products in Canada, but that would mean tinkering with Canada's long standing measures to protect our dairy industry. アメリカ側はカナダにおいてアメリカ産の乳製品をもっと販売したいのですが、そうすると長きに渡って守られてきたカナダの酪農業が打撃を受けてしまうことになります。 A system called supply management. このシステムは供給マネジメントと呼ばれるもので、 The politicians have repeatedly promised to protect over the years. 政府は長年に渡ってこの順守を公約してきました。 There's also an American demand to remove an international dispute resolution panel from the agreement. また、アメリカとしてはこの協定に対する国際紛争処理小委員会の関わりを排除することも求めています。 So that US companies claiming them being mistreated can have their cases heard in an American courtroom. そうすることで、アメリカの企業が不利を被っていると主張するケースを、アメリカ国内の法廷で裁くことができるようになるからです。 It's a complicated thing, but the bottom line is this: The Canadian government doesn't want NAFTA to be killed. これは確かに複雑ですが、基本的なところは「カナダ政府はNAFTAを消滅させたくはない」ということです。 But assuming it survives, what it looks like after this renegotiation, and how that affects the Canadian economy remains to be seen. しかし、継続されると仮定した上でも、今回の交渉によって協定がどのように変化するか、またどれほどカナダの経済に影響を与えるかは今後の展開を見守る必要があります。 For the Toronto Star, I'm Alex Ballingall. トロント・スターより、アレックス・バリンガルでした。
B1 中級 日本語 米 貿易 協定 カナダ アメリカ 自由 トランプ [英語で聞いてみよう]NAFTAってなに?3分早わかり! (NAFTA explained in 3 mins) 45237 1336 Cyndi に公開 2019 年 03 月 17 日 シェア シェア 保存 報告 動画の中の単語