字幕表 動画を再生する 審査済み この字幕は審査済みです 字幕スクリプトをプリント 翻訳字幕をプリント 英語字幕をプリント Chocolate… food of the gods! チョコレート…神の食べ物! That's the Greek meaning of "theobroma cacao," the name of the tree that provides it. これは、チョコレートの木である、「テオブロマ・カカオ」のギリシャ語の意味です。 For a plant which is notoriously difficult to cultivate, its takeover of global tastes is decidedly impressive. カカオは栽培が難しいことで有名な植物なのに、世界の味覚を席巻している様は、断じて見事なものです。 Although not sold in Britain until the 1650s, its history goes back about 2,500 years before that, when it was almost certainly first domesticated in Central and South America. チョコレートがイギリスで販売されたのは、1650 年代になってからでした。しかしその歴史は、そこから約 2500 年遡り、中南米で最初に栽培されたという見方が、ほぼ確実です。 Chocolate was an important part of early Central and South American culture. チョコレートは、初期の中南米文化における重要な要素でした。 The classic Mayans and their successors, including the Aztecs, consumed chocolate, usually as a drink, with water and perhaps chilli, or thickened with maize. 伝統的なマヤ人、そしてアステカ人など、マヤ文明の後継者たちがチョコレートを消費しており、大抵の場合、水やチリと合わせて飲み物にしたり、トウモロコシでとろみをつけたりしていました。 They also used the beans as currency, as well as using them in ceremonies from baptism to burial. カカオ豆は通貨としても使われ、洗礼から埋葬まで、様々な儀式でも活用されました。 It was a rich person's beverage, imbued with health and spiritual properties, and inevitably when the Spanish invaded and colonised the areas where it was found, they adopted it for their own use. チョコレートは、健康面や精神面における特性を持っており、裕福な人たちの飲み物でした。チョコレートが発見された地域に侵入、植民地化したスペイン人たちは、当然、自分たちのために使うようになりました。 At first, it was slow to spread. チョコレートの浸透には、初めは時間がかかりました。 When one Spanish ship transporting the beans was captured by the British in the 16th Century, they apparently threw the cargo overboard, thinking it was some form of dung. 16 世紀、カカオ豆を移送していたスペイン船が、イギリス船に捕らえられた際には、イギリス人たちは積み荷を何かの糞だと思い、船外に投げ捨ててしまったそうです。 However, as the Spanish, and then the French, and then the Italians, adapted the drink for their own tastes, they replaced the water with milk, and added sugar, and also started drinking it hot. しかし、スペイン人、そしてフランス人、イタリア人たちが、それぞれ好みに合うようにこの飲み物を調節していき、水を牛乳に置き換えて、砂糖を加え、さらに熱い状態で飲むようになりました。 By the time the British cottoned on, it was a rich, thick concoction, both delicious and pleasingly exotic. イギリス人たちが気づいた頃には、チョコレートは濃厚でどろっとした、またおいしくて、かつ見事にエキゾチックな混合飲料となっていました。 It was also healthy—17th Century medicine wasn't always certain what the new foods from the Americas would do to a Western disposition, but chocolate mainly got a resolute thumbs up. この飲み物はまた、ヘルシーでもありました― 17 世紀の医学では、アメリカからの新しい食べ物が、西洋人の気質にどういった影響をもたらすのか、常に明確だったわけではありませんでした。でもチョコレートは大半の場合、迷いなく受け入れられました。 Taken correctly, it was said to: "restore natural heat, generate pure blood, enliven the heart, and conserve the natural faculties." その効能は正しく理解され、「自然熱を回復し、純粋な血液を作り出し、心臓を活気づけ、自然な能力を保持することができる」とされました。 It was also claimed to be an aphrodisiac, and one author wrote: "Twill make old women young and fresh, create new motions of the flesh, and cause them to long for you know what, if they but taste of chocolate." また、チョコレートは媚薬とも考えられており、ある著者はこう記しました。「チョコレートさえ味わえば、老女は若く、みずみずしくなり、肉体の新たな動きが生み出され、あることを欲望するようになる。」 The Marquis de Sade was said to be addicted to it, using it to fuel ferocious orgies. マルキ・ド・サドはチョコレート中毒だったと言われており、激しい乱痴気騒ぎの刺激として、チョコレートを使いました。 No wonder it was popular! 人気だったのもうなずけますね! At this time, chocolate was a drink. 当時、チョコレートは飲み物でした。 But in the early 19th Century, manufacturers worked out how to remove much of the fat, called cocoa butter, which could then be added back carefully, to improve the texture, making it edible, though still very bitter. しかし19世紀初め、生産者らは、ココアバターと呼ばれる脂肪分を、多く除去する方法を考案しました。そして、ココアバターを慎重に戻していくことにより、口当たりを改良し、チョコレートは食べ物となりましたが、まだ非常に苦いものでした。 The defatted chocolate became cocoa powder, which allowed the poor access to their own version of the food of the gods. 脂肪分の除かれたチョコレートは、ココアパウダーとなりました。そして貧しい人たちも、彼らなりの方法で、神の食べ物にありつけるようになったのです。 It was also used for cooking, though we had to wait a few more decades for chocolate cake. ココアパウダーは料理にも使われましたが、チョコレートケーキの登場までには、そこからまだ数十年かかりました。 It wasn't until the second half of the 19th Century that developments in milk processing, a sharp reduction in the price of sugar, and fierce competition between confectionery companies resulted in the first really popular eating chocolate—milk chocolate. 19 世紀後半になって、乳加工の発展、砂糖の価格の大幅な下落、そして製菓会社らの競争の激化の結果、初めて、大きな人気を集めた食用チョコレート―ミルクチョコレートが登場しました。 Sales exploded, and chocolate quickly came to mean the stuff you ate, not the stuff you drank. 販売数は爆発的に増加し、チョコレートは瞬く間に、飲み物ではなく、食べ物と認識されるようになりました。 Less than 50 years later, chocoholics could choose from an ever-increasing range of bars, boxes and novelty shapes. それから 50 年弱がたつと、チョコ好きの人たちは、バー、箱、斬新な形をしたチョコなど、増え続ける種類の中からチョコレートを選べるようになりました。 Today chocolate is polarized, from cheap, milky, sugary stuff, to high-end black bars of joy. 今日のチョコレートは二極化しており、安く、ミルキーで甘いものから、高級で喜びあふれる黒いバーチョコレートまで、そろっています。 The former, we're told, high in sugar and fat, is leading to an obese nation, but the latter, it's hinted, may actually be beneficial. 糖分や脂肪分の多い前者のチョコレートは、肥満国家につながるものですが、後者のようなチョコレートは、実は有益であるかもしれない、と言われています。 Early studies suggest small doses of very dark chocolate, rich in antioxidants, theobromine and caffeine may make us happier, healthier and less stressed. 初期の研究によると、カカオ分の多いダークチョコレートには抗酸化物質、テオブロミン、カフェインが豊富に含まれており、こういったチョコレートを少し食べることで、より幸福で健康的になれ、ストレスを軽減させられる可能性がある、と示されています。 Perhaps those 17th Century chocolate lovers were right after all. ひょっとすると、17 世紀のチョコレート好きの人たちは、結局正しかったのかもしれませんね。 Thanks for watching. ご覧いただきありがとうございました。 Don't forget to subscribe and click the bell to receive notifications for new videos. チャンネル登録と、ベルのマークをクリックするのをお忘れなく。そして、新しいビデオの通知を受け取ってくださいね。 See you again soon! また、すぐにお会いしましょう!
B2 中上級 日本語 英 チョコレート カカオ 飲み物 ココア 世紀 食べ物 チョコレートにまつわる歴史(Chocolate: A short but sweet history | Episode 3 | BBC Ideas) 19726 682 大文 に公開 2020 年 07 月 14 日 シェア シェア 保存 報告 動画の中の単語