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    この写真を見てください。

  • You know the music we'll play.

    BGM はだいだい決まってますよね。

  • Even if you have the volume off.

    音が無くても想像できるでしょう。

  • “I'll find you...”

    「♪I'll find you...」

  • Nope.

    違うから。

  • “I'm ready for my closeup…”

    「♫I'm ready for my closeup…」

  • No.

    何でやねん。

  • Yep.

    それそれ。

  • Why is this song the "graduation song?"

    どうしてこの歌が「卒業の歌」なんでしょうか?

  • How did "Pomp and Circumstance" become the soundtrack to every...single...graduation?

    なぜ、「威風堂々」が卒業式の度にサウンドトラックとして使われるようになったのでしょう?

  • Its path and fate is surprising.

    そうなった過程ーそして運命ーは驚きです。

  • And to understand it, you have to know about the British empire's war for gold.

    そしてこれを理解するには、大英帝国の金をめぐる侵略の歴史を知る必要があります。

  • Let's get technical first: this song is part of Edward Elgar's Pomp and Circumstance Military Marches.

    まず技術的な話をしましょうか。この歌はエドワード・エルガーの軍隊行進曲、威風堂々の一部です。

  • Specifically, it's the tune from 1901's March No. 1 in D. "Land of Hope and Glory" is the version with words.

    詳しくは、1901 年の第一行進曲のDキーで、歌詞付きの場合は「希望と栄光の国」という曲です。

  • But to get there, you have to go back.

    でもこの話をするには、少し歴史をさかのぼる必要があります。

  • In 1901, Queen Victoria was coming to the end of her 63 year, seven month reign.

    1901 年、ビクトリア女王は63年と7カ月に渡る統治にピリオドを打とうとしていました。

  • That period marked a big expansion of the British Empire.

    当時は大英帝国が大きく発展していった時期でもあり、

  • In 1901, a central conflict was the Boer War in South Africa.

    1901 年は、南アフリカでのボーア戦争が真っ盛りでした。

  • It was basically fought over packed diamond and gold mines.

    この戦いは基本的にダイヤモンドと金鉱をめぐるものでした。

  • Boers were the Dutch South Africans opposing Britain.

    ボーア軍は、イギリスに反抗していたオランダ系南アフリカ人で、

  • Black South Africans were largely caught in the crossfire, though some fought with the Boers.

    黒人系南アフリカ人はこの戦火に巻き込まれた形になったのですが、中にはボーア軍と共に戦った者もいました。

  • For all South Africans, the war was brutal.

    ただ、全ての南アフリカ人にとって、この戦争は深い傷を残しました。

  • The British destroyed a lot of territory and built incredibly harsh internment camps.

    イギリス軍は多くの地域を破壊して、信じられないほど過酷な抑留キャンプを建てたのですが、

  • For the British, that was the march of empire.

    イギリス軍にとっては、これこそ帝国の進軍だったわけです。

  • That fight was in the background when Queen Victoria died in 1901.

    1901 年にビクトリア女王が亡くなった時には、この戦争は下火になっていました。

  • When her eldest son, Edward VII, prepared to be coronated in 1902, he needed a program.

    1902 年、長男のエドワード7世が戴冠の準備をしていく中で、式典プログラムの作成が必要になったのですが

  • At that time, Edward Elgar was already famous, and so was his military march.

    当時、エドワード・エルガーは彼の作曲した軍隊行進曲共々すでによく知られていました。

  • So Edward VII asked him to play it at the coronation and add some words.

    そこで、エドワード 7 世は彼に戴冠式での演奏と歌詞を少し加えるように依頼したのです。

  • Elgar got AC Benson to write lyrics, and they were….warlike.

    そこでエルガーは AC・ベンソンに歌詞を頼んだのですが、出来上がってきたのはまあ…戦争っぽいイメージのものでした。

  • Here's an early recording sung by Dame Clara Butt.

    これがデイム・クララ・バットが歌う初期の音源です。

  • "Land of Hope and Glory, Mother of the Free! How shall we extol thee, who are born of thee?"

    「希望と栄光の国、自由の母よ、いかにあなたをほめたたえ、誰が生まれ出るのでしょう?」

  • "Wider still and wider shall thy bounds be set;”

    「その領土はさらに広く、また広く拡大され」

  • Just a second, Dame Butt.

    ちょっと待った、デイム・バットさん。

  • Rewind that.

    巻き戻して。

  • Wider still and wider.”

    「さらに広く、また広く」

  • "Wider still" means empires expanding, for the coronation of a king.

    「広く」というのは、国王の支配下で帝国が拡大していくという意味ですから。

  • And the namePomp and Circumstancecomes from an Othello quote about, well, here's Orson Welles: “Pomp and circumstance of glorious war.”

    そして、「威風堂々」というのは、シェークスピアのオセロのセリフから取ったもので、その、オーソン・ウェルズがこう演じてるんです。「偉大な戦争を威風堂々と」

  • This song's about empire.

    この歌は帝国の事を歌ったものです。

  • So why do Americans think it's about graduation?

    それがどうしてアメリカで卒業式用に使われているのでしょうか?

  • Pomp and Circumstance was a near instant hit in America, too.

    威風堂々はアメリカでもあっという間に人気を博しました。

  • The tune was famous from its premiere, and it was quickly used in graduations.

    この曲は初めて演奏された時からすでに有名で、すぐに卒業式で使われるようになりました。

  • In 1905, the University of Chicago and University of Cincinnati both used Edward Elgar's March at their commencements.

    1905 年にはシカゴ大学とシンシナティ大学が、学位授与式でエドワード・エルガーの行進曲をかけ、

  • Later that same year, Elgar went to Yale to get an honorary degree for his world famous compositions.

    さらに同年の暮れにはエルガーはイェール大学へ出向き、自身の作曲した有名な行進曲に対する名誉学位を授与されています。

  • In his honor, they played Pomp and Circumstance, without lyrics, as the ceremony ended.

    そこでも彼に敬意を表して、閉会式で威風堂々が歌詞なしで演奏されました。

  • The New Haven Morning Journal called it “a military march,” but early elite adoption helped it spread across universities.

    The New Haven Morning Journal はこの曲を「軍隊行進曲」と呼びましたが、早い段階で大学間で浸透していたため、そのイメージで広まっていったのです。

  • For example, here's the University of Minnesota's commencement programs from 1900 to 1950.

    例えば、これがミネソタ大学の 1900 年から 1950 年までの学位授与式プログラムですが、

  • Here are the ceremonies where Pomp and Circumstance played.

    威風堂々が演奏された回数ははこんな感じです。

  • In 1931, the tune was so popular that Elgar recorded it for a recordit was the very first session recorded at Abbey Road Studios.

    1931 年には、あまりの人気に応えてエルガーはレコードに録音をしたのですが、これこそ Abbey Road スタジオで行われた最初のレコーディング作業でした。

  • Yes, the Beatles Abbey Road.

    そうです、ビートルズでおなじみのあの Abbey Road です。

  • The song established a legacy.

    この曲は後世にも大きな影響を残しましたが

  • That legacy just depended on which country you were hearing it in.

    その内容は演奏される国によって異なりました。

  • In the UK, Pomp and Circumstance remained like an unofficial national anthem, while in the US it became graduation kitsch.

    イギリスでは、威風堂々は非公式の国家的存在として親しまれた一方で、アメリカでは単なる卒業式用 BGM として広まっていったわけです

  • That's obvious in the parodies: in Kubrick's Clockwork Orange, the song satirizes government.

    スタンリー・キューブリック監督の時計じかけのオレンジの中で、この曲を使って政府を風刺していることからも、こういったパロディ的な扱われ方を見て取ることができます。

  • In Disney's Fantasia 2000, the joke is about a graduation march.

    さらにディズニーのファンタジア 2000 では、卒業式の行進についてジョークをかましています。

  • Elgar wears a mortarboard in America and a crown in the UK.

    エルガーの頭には、アメリカでは式帽が乗っかっていて、イギリスでは王冠が載っている感じです。

  • But in either case, his military march endures, even if it's not fully understood.

    ただ、どちらの場合においても、背景は完全に理解されていないながらもこの軍隊行進曲は根強い存在感を放ち続けています。

  • The British Empire has shrunk, but the song Elgar wrote for it?

    大英帝国の規模は縮小しましたが、エルガーが帝国のために作曲した曲自体はどうなったでしょうか?

  • It grows mightier.

    勢力を拡大していったのです。

  • Take it away, Dame Butt: God, who made thee mighty, make thee mightier yet.

    さあ、いってみましょう、デイム・バットさんお願いします。「あなたを力強く作られた神よ、さらに力を与えたまえ」

  • So this is probably not the first time this has happened, but I wanted to call out that we actually got the idea for this video from a comment.

    まあ、これが初めてじゃないんですけど、このビデオは皆さんのコメントをきっかけにアイデアが生まれたという事をお知らせしておきます。

  • So thank you for that commentand that is the reason that you have just learned the history of Pomp and Circumstance.

    というわけで、コメントをくれた方ありがとうございます。この人のおかげで威風堂々の曲の歴史を学ぶことができました。

  • And that I have had this song stuck in my head for the past two weeks.

    ちなみに私の頭の中ではこの曲がもう 2 週間位鳴りっぱなしですけど。

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